ただの私の脳内

音楽と映画と本と旅と語学

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10年前、東京行きの新幹線、YUIのTOKYOを聴きながら、不安なんて欠片もなかった。何がどうなってもそれまでの日々より悪くはならないと信じて疑ってなかった。そのとおりだった。 明日で東京に来てちょうど10年になる。泣けてくる。当たり前だけど本当に色…

一人じゃないのよ、分かるでしょ?

東京で過ごす年末年始は二度目だった。 地元を出てから今回を入れて10回の年越しのうち、1回はアメリカ留学中、1回は昨年のロンドン旅行(そう、1年前はロンドンに居た。信じられる?)東京で年を越したのは大学時代にバイト先のカウントダウンイベントを外…

Minimalist? No.

ミニマリストという概念が一般的になってからどれほどになるだろう。どうやら一過性ではなく一つの思想としてすっかり定着したように見える。かく言うわたしも周りから「ミニマリストっぽい」と評されることも多く、この概念は当初から何かと意識の片隅をう…

I Am...

I Am... Sasha Fierce わたしが愛して止まないビヨンセの3rdアルバムは2枚組で構成されている。 発売された当時、高校生だったわたしにとって強くて美しくてかっこいいビヨンセはパーフェクトな女性だった。憧れていた。このアルバムも持っているし、ダンス…

一人遊び

緊急事態宣言、なくなったはずの日常がまだちゃんとわたしの部屋にあった話。 4月11日:万年筆のインクが切れる 4月12日:キッチンの壁がマグネット対応だと知る 4月13日:オタク、体幹トレーニングをする 4月14日:ペンが集まってくる 4月15日:積ん読が増…

美、自信、アイデンティティ

冨永愛さんの「美の法則」を読んだ。発売日を心待ちにしていたのだ。オタク的な感情とは違うのでツイッター等でも語ることは少ないが、愛さんはわたしの憧れの人。 わたしは、背が高い。愛さんほどではないが、間違いなく高い。それはあるとき急に始まった…

Carpe Diem

このところ、テレビをとっくに捨てたわたしのところまで届くほど世間の動きが激しい。入ってくる情報およびそこから派生する思考を遮断する機能を搭載していない人間なので、色々と考え始めてしまう(ウイルスのせいにするな、いつものことだろ) 個人的に今…

国境線なんか俺が消してやるよ

韓国映画「パラサイト」がアカデミー賞で作品賞、監督賞、脚本賞、国際長編映画賞(外国語映画賞の名称を今回から変えたそう)の四冠。 正直、ふるえた。 パラサイトという作品を好きかどうかなんてこの際どうでもよい。歴史が変わった。 前にも書いたこと…

そっか、

わたし、 コーヒー、買っちゃってるよ、 年末年始の八連休(あみだくじで勝って一日追加させてもらった)を利用して初めて訪れたロンドンでふと気づいた。 ヨーロッパに来るのは二回目。ハタチ、初めての一人旅。スペインから入ってフランスとスイスを通って…

資本主義的、愛し方

人は何のために働くのか。 余計なことを考えて過ぎてしまう癖のあるわたしでなくても誰もが一度は考えたことがあるであろう問い。仕事に追われる毎日の中で度々この問いが自己主張を始める。二年目のとき会社の研修で訊かれた際には真剣に答えようとすると…

疑問

ところでみんなは他人の気持ちというものが結構分かったりするのですか? そんなことないか。

続く

続く人間関係と続かない人間関係の違いって何なんだろう。最近よく考えること。 東京に来てから八年半が経ち、それはもうたくさんの人に出会った。サークル、大学、バイト先のバー、バイト先のクラブ、バイト先のあんみつ屋さん、バイト先の事務所、単発のバ…

図書館

それ、小学生の夏休みじゃん(笑) いつだったか同期に休みの予定を訊かれて図書館に行くかなと答えるとこの反応。そういうものなんだろうか。 今日も図書館。それから映画「ニューヨーク公共図書館」を観に行った。図書館デイならばとメルボルンの州立図書…

存在

わたしが急に消え去ったとして、気がつく人はどれくらい居るのだろう。 まず、会社の人たちはわたしが出勤してこないことに気づかないはずはない。その日と代わりが見つかるまでの数週間くらいは大変かもしれない。 友人はどうだろう。母とは連絡を取ってい…

彼女たち

「名前なんかどうでもいいじゃん」 一瞬にして惚れた。 もう十二年ほど前の話だ。 今もずっと桜井はわたしの憧れ。 新宿ブックファーストはわたしのお気に入りの書店で週に一度は立ち寄っている。今日も今日とて徘徊していたらふと目に留まった東京グラフィ…

伝われ。

そんなに自分を責めないで 誰にだってひとりの夜はあるから ため息もすぐ掻き消される街の中で 傷つく度やさしくなっていけるはず ゆずれない夢があるなら I Believe この道の先で出会える Love & Friends こんな日ばかりじゃないよね It's My Life 涙を拭い…

八年

18、 東京で暮らし始めた。大学の勉強の面白さに感動した。ダンスが楽しかった。大舞台でピンスポを浴びて踊る自分をよく想像した。バーで働き始めてお酒を覚えた。いらっしゃいませもろくに言えなかったわたしをフリーターのお兄さんお姉さんと常連さんたち…

二十六才、女

「二十六才、何が正しいのかは分からないけど私は自分が正しいと思った道を進んでいくので、春、別れの季節、色んなこと思ってる人もいるだろうけど、美彩先輩も同じなんだなって、ね。」 2019年3月19日 衛藤美彩卒業ソロコンサート、 「衛藤美彩(乃木坂46…

変身

「衛藤美彩ちゃんとお揃いのリップグロスを塗って握手会モードに入る作戦です」 勤務後に上司と同期と真面目に語り合っていた際に私がどのようにして「頭が固く考えすぎる」性格から少なくとも仕事のときは抜け出せて数字を取れるようになったのかという話題…

there

仕事の関係もあり海外経験について訊かれることの多い今日このごろ。昨夜のアナザースカイから受けた多少の影響には気づいてないふりをして少し振り返ってみることにする。 よく勘違いされるのだが私は帰国子女でも何でもなく世間一般で言う「海外(=白人)…

One Night Only

最初の一音からエンドロールが終わって明かりが点くまで泣き続けた。大切な作品を初めて映画館で観た。 中学二年のとき、映画館から帰ってきた母がサントラを爆音で流して「あんたも観た方がええで」と言った。母とふたり泥沼のような毎日を送り学校にもち…

東京の女

三連休をいただいて鹿児島へ行ってきた。一泊目は贅沢して一人で温泉旅館。二泊目はいつもどおりゲストハウスのドミトリーで節約。海。山。馬。ああ、癒された。 今月から初めての異動となったことは想定外でも何でもなく怒濤の日々となるであろう時期に休暇…

舞台裏

コーラス・ラインの来日公演を観に国際フォーラムへ行って来た。ララランドもグレイテスト・ショーマンもマンマ・ミーアも気に入らない私だが、生粋のミュージカル好きというのは嘘ではなくて先月も二度目のレントの来日公演を観に行ったところ。 素晴らしい…

言語

宇多田ヒカルが最近こんなツイートをしていた。 I always wonder if official English translations (done by me) of my Japanese songs would please English-speaking fans or rather, steal the joy of tackling the feat themselves— 宇多田ヒカル (@uta…

選択

今日は涼しかったからなかなか機会のない脚を出してマーチンを履くという服装ができた。休日だから軽めだけどツヤ感を大切にしたメイク。誰に会うわけでもない。紀の善で白玉あんみつを食べてギンレイホールで二本立ての映画を楽しむという私にとっては極ス…

なつやすみ

No Baggage: A tale of love and wanderingという本がある。オーストラリアでワーホリをしていて帰国憂鬱モードに入っていたときに図書館で目に入ったのを無視して外に出たのに忘れられなくて引き返して借りて読んでみたらあまりにも好きすぎたので買って帰…

自分ルール

夕刻に仕事を終えたある日のこと。上司に「今日は帰ったら何するの?映画?」と訊かれたので「映画は休日かその前夜にしか観ないと決めていて仕事の日は23時までに帰れたらジムに行くことにしているので今日はジムです」と答えたら「本当に色んなことが決ま…

映画館

おはようございます。 師走の土曜日の朝、いかがお過ごしでしょうか。私は映画「勝手にふるえてろ」の初日舞台挨拶チケット争奪戦に敗れたので持て余したチケットへの想いをぶつけるべく安室ちゃんのツアーのアルバム購入者先行に申し込んだところです。ちな…

現在地

何だか冴えない。何処かへ行ってしまいたい。何もしたくない。 息苦しい。生きづらい。行き詰まってる。 そういう波が定期的に来る。10代の頃はその度に落ちるところまで落ちていたので少なくとも数日間は学校にも行けなくなっていた。今はそんなわけにもい…

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【お願い】 タイトルの数字にピンとこない方はこんなぐだぐだブログなど読んでいないで映画「レント」を観てください。 先ほど、部屋でうだうだしていたところ窓から入る光がいつもと違うことに気づいて外を見た。 なんだこれ。 こんなの久々に見た。大学時…